みなさん、

遅ればせながら明けましておめでとうございます。

「上高地バカ」

「パークボランティア」

「作業療法士」の

おぐちです。

私、地質好きが過ぎて、

とうとうパワーストーンにもハマっています。

地質学、それは

サイエンスなのか?

スピリチュアルなのか?

ロマンがあって、どっちもいいじゃありませんか。

そんなパワーストーン

1年かけて、誕生石のご紹介をしていきたいと思います。

皆様の「パワー」のお手伝いになるかも?

『ガーネット』

1月の代表的な誕生石は「ガーネット」。

宝石名としては「ガーネット」

鉱物名としては柘榴石(ざくろいし)

と呼ばれます。

どちらも同じものです。

「ガーネット」と単純に言っていますが、含成分によって多数に分類されており、

同じ結晶構造を持つ20種類近い鉱物グループの総称が

「ガーネット」です。

結晶体がザクロの果実に似ており、

ザクロのラテン名

「granatus」

から「ガーネット」と命名され、

日本名も「ザクロ石」となったといわれています。

結晶体は十二面体や二十四面体などのキレイな形状なので、

誕生石の1番目に選ばれたとの説もあります。

一般に、ガーネットは「真紅」と思われていますが、

成分によって橙色、桃色、黄色、緑色、黒色等もあります。

ガーネット自体は火成岩中に産出することが多く、

割と身近な所でも採集され、

それほど珍しい鉱物ではありません。

大きな結晶体は宝石になりますが、

それ以外の細かいものは、研磨材料として利用されたりします。

写真は、一般的な真紅のもので、

鉄礬柘榴石(アルマンディン)といいます。

(「礬」という文字は普通見かけませんね。料理に使うミョウバン(明礬)の「バン」です)

ガーネットはその真紅の色から、古代より

「血の石」

と呼ばれ、

戦いの守護石、

血行を良くする石、

として使われてきました。

体内のエネルギーを活性化し、仕事も恋愛も

「ここ一番、もっと頑張れ!」

と言う時に後押ししてくれる石です。

また、コツコツと努力してきた成果を実らせる

「勝利の石」

とも言われています。

写真は満礬柘榴石(スペッサルティン)と言います。

(以上2枚の標本写真はウィキペディアより)

満礬柘榴石は、長野県下諏訪町の和田峠で産出します。

2016年に日本地質学会によって日本全県の「県の石」が選定され、

長野県の石(鉱物)は

「和田峠産柘榴石」

とされました。

写真中央の岩石中の小さい粒が和田峠の柘榴石です。

昔は宝石レベルの大きな結晶体が採取できたそうですが、

現在は「大小、すべて採取禁止」ですのでご注意下さい。

右下は鉄礬柘榴石の原石(外国産)です。

この位大きいとパワーがあるかも?

 

さあ、1月は

ガーネットパワーで、今日も頑張って仕事をしましょう!!

それではまた