お盆の雑学:早く来て、ゆっくり帰ろう
みなさんこんにちは
よこやまです
8月に入り、ついに真夏が到来しました。
夏は多くのイベント、外出する機会の多い季節だと思いますが
水分補給、体調管理をしっかり行って
お体ご自愛して過ごしてくださいね。
さて、8月に入り、お盆も近くなりました。
実家へ帰郷される方も多いと思いますが、
最近ではどうでしょう?
お盆の間、実家のお仏壇に
こんなモノを飾ってらっしゃいますか?
ナス、きゅうりに棒を刺したお供えもの
形からして
何かの動物を表したものだろう、という事はわかると思いますが
さて、何の動物なのか、
みなさん、わかりますか?
これ、
精霊馬(しょうりょううま)と言います。
まず、お盆とは全国的に毎年8月13日から16日までの時期を言います。
(一部地域では7月13日から16日)
お盆は、ご先祖様の霊が、あの世から帰ってきて子孫と共に過ごす時間とされています。
その時に、ご先祖様が乗る乗り物として、収穫しやすい夏野菜の中から
あの世から『早く帰ってこられるように』と
来る時は、足の速いきゅうりの馬
この世で『少しでもゆっくりしていって欲しい』と
帰る時は、歩くのが遅いナスの牛
という意味で、精霊馬がお供えされるようになりました。
ご先祖の魂を想う気持ちが込められたお供え物だったんですね。
今の自分がある事を
ご先祖様に感謝する大切な気持ちの表れだと思います。
ちなみに精霊馬は、食べてはいけません。
食べ物だしもったいない・・・
と思うかもしれませんが、
お盆が終わった後は
川に流す。
土に埋める。
お寺で供養してもらう。
塩で清めて捨てる。
といういずれかの方法が良いそうです。
まあ…それを別としても
棒をさして
真夏に4日近く常温で置いといた
生野菜。ですからね
衛生的にも
食べない方がいいでしょう・・・
ご先祖様を送り迎えしてくれて
ありがとう。
と、供養してあげましょう。
それではまた