上高地があつい!
みなさんこんにちは
作業療法士 おぐちです
不意打ちのように上昇した気温の中
みなさん、いかがお過ごしでしょうか
いつもならまだ涼しい上高地も5月の最終日曜は、季節外れの
「真夏の暑さ」
ソフトクリームの売店には長蛇の列。
今まさに上高地があついです!
まさに「新緑の季節」カラマツが芽吹いてきています。
今回は、そんな新緑の上高地をご紹介します。
河童橋脇のこちら
ケショウヤナギです。
ケショウヤナギは、若い枝が白く粉を拭いた様になることから
「化粧」ヤナギ
の名がついたとされています。
ヤナギ科には、ヤナギ属、ヤマナラシ属、オオバヤナギ属と3つの属があります。
上高地にも10種ほどのヤナギがありますが
ケショウヤナギは、1927年に上高地で自生していることが発見されました。
実は、このケショウヤナギは、どの属にも該当しません。
1属1種の非常に貴重な種なんです。
寒冷地を好むケショウヤナギは、温暖化によって近い将来には絶滅してしまうのではないか?
と危惧されています。
河童橋のたもとに大木があり、まさに「名脇役」的な存在です。
是非、貴重なケショウヤナギを見に来てくださいね。
こちらは、山野草で
「キジムシロ」といいます。
この時期、上高地のあちこちに明るい黄色の花を咲かせております。
この名の由来は、放射状に開いた姿がキジが休むムシロに例えられ
キジムシロとなったようです。
命名する人も想像力が豊かですね。
こう見えてもバラ科の植物です。
河童橋上流の小梨平キャンプ場で現在満開中なのは
前回もご紹介したこちら
「ニリンソウ」
この写真は「レアな8枚」ものです。
お越し頂ければ、是非、探して見て下さい。
そして激レアな
「緑のニリンソウ」は
果たして見つかるであろうか、乞うご期待ください。
こちらは「焼岳」になります。
冬期の規制が解除され、登山できるようになりました。
しかし、一部には残雪もあります。
比較的登りやすい山ですが、
先日も残雪を回避しようと登山道を外れてしまい
救護要請をされた方がいましたのでご注意下さい。
そして、焼岳は活火山です。
焼岳の誕生は、
約3万年前
と、有史どころか遥か昔からその姿を残す山なんです。
現在、噴火の兆候はありませんが、登山の際には
「活火山へ登る」
と心得て、充分な装備をお願いします。
さて最後は、5月最終日曜日の上高地バスターミナル脇の様子。
こちらにありますのが、恐らく上高地に残る最後の雪です。
これから、本格的な観光シーズンに入ります。
みなさん、どうぞ上高地にお越しください。
中山にも来てくださいね。
それではまた