管理栄養士から 旬と筍の話②
みなさんこんにちは
鈴木ズーニーです。
前回の
旬と筍
の続きになります。
さて、タケノコの旬は3月~5月と言われていますが、
ここ、ローズガーデンのある長野県では、5月下旬から筍を迎える
変わったタケノコがあります。
その名も
「根曲がり竹」
普通のタケノコよりも細長く、
その名の通り、根元が曲がっているのが特徴です。
長野県だけでなく
東北や北海道等でも食べられているそうですよ。
長野県で最もポピュラーな食べ方は
「サバの水煮缶と一緒に味噌汁に入れる」
なので、これからの時期には、
地元のスーパーから一斉にサバの水煮缶が無くなる、なんてことも起こります。
ところで、
「筍(タケノコ)」
という漢字は、竹かんむりに旬と書きますが、なぜでしょうか?
竹旬、竹の旬??
そもそも
旬って何??
「旬」には2つの意味があるんです。
①食べ物の美味しい時期、旬(しゅん)
②時間の単位を意味する旬(じゅん)
「旬」という漢字には②のような単位としての使用方法もあるんです。
あまり馴染みのないように思われますが、実はあるんです。
我々の生活の身近に。
そう、月のはじめから
10日間くらいを「上旬」
次の10日間が「中旬」
そして最後は「下旬」
これらは、1ヶ月を3等分に区切ったもの。
「旬」という言葉が、
約10日間という意味
で使われていますよね。
転じて
「わずかな期間」
という意味も持つようになったのだとか。
筍(タケノコ)、すぐに成長して竹になるから、
竹かんむりに旬、という訳ですね。
今が旬の筍、これから旬を迎える根曲がり竹。
どちらも「わずかな期間」
だけの特別な食材なのですね。
みなさん、大切に感謝して頂きましょう!
それではまた!
タケノコご飯に
サバの水煮と根曲り竹の味噌汁・・・