みなさん、こんにちは。

よこやまから代わり

グッチじちょうと申します。

 

前回の投稿に続き松本国際高等学校様『松国祭』になります。

僕たちは、「マンガ・アニメ科ブース」「美術部ブース」を後にして、

「Webクリエイター科」の展示ブースへ向かいました。

松本国際高等学校様では『Webクリエイター科』があるのですが、

こちらでは、生徒さんたちが実際にパソコンに触れながら実習形式で、

最新のソフトウェアを使う技術を学ぶことができるそうです。

展示ブースには、一面ずらーっとパソコンが並んでおりました。

一台一台のパソコンの前に座りますと、「Webクリエイター科」の学科や先生の紹介動画や

生徒さんたちが作った色々な「映像作品」「音楽作品」を視聴できるようになっていました。

僕らはヘッドホンを装着して、食い入るように映像を視聴しました。

素人の僕たちにとってみれば、「どうやって作ってるんだろ?」「高校生なのにすげえな〜」と

感心するばかりです。

 

一言で言いますと。

「すげえ時代になったもんだなあ〜」(と唸るおじさん)

 

中でも特に僕が感動したコトがありました。

MIDI(Musical Instrument Digital Interface)というコンピュータ言語を用いた、

音楽作品を視聴していたときのことです。

なにやら「ピコピコ」と懐かしい音が…。

もはやDNAレベルで身体が反応してしまう、リズム。

それは「スーパーマリオブラザーズ」のゲーム音楽でした。

その作品は、マリオの楽譜を基に、音色にさらなる編集を加えて、凄く良い感じの音を創り出していました。僕の世代に

とっては、嬉しくなってしまう音でした!

近くにいた男子生徒さんに、MIDI音楽作品の作り方を教わりつつ、彼の作品も聴いてみました。

すると…、意外にも先ほどの「ピコピコ」とは全く違う印象の音楽が。

非常にしっとりとしたメロディー。

センチメンタルな気分に浸る、おじさんの図。

 

男子生徒さんに、「これ凄く、しぶい、しっとりとした良い曲だけど何の曲なの?」と聞きますと。

映画ドラえもんの主題歌『ひまわりの約束』という曲を基に、彼が編集した作品でした。

 

「おお〜、良いじゃん!(涙)」

不覚にもおじさん、感動してしまいました。
何というか、30年前に僕が小学生だったころ、猿のように毎日友達の家で遊びまくった『ファミコンのスーマリ』。
コロコロコミックを読んで未来を夢見た、藤子・F・不二雄先生の不屈の名作『ドラえもん』。

この二つのDNAが、21世紀の高校生の中にも、

まさに「アップデート」されて生きている!!

と思わずにはいられませんでした。(大げさ?)

 

著名なコンピュータ研究家の落合陽一さんは、著書の中でこうおっしゃっています。

〈コンピュータになくて人間にあるのは、「モチベーション」です。

コンピュータには「これがやりたい」という動機がありません。

目的を与えれば人間には太刀打ちできないスピードと精度でそれを処理しますが、

それは「やりたくてやっている」わけではないでしょう。

いまのところ、人間社会をどうしたいか、何を実現したいかといったようなモチベーションは、

常に人間の側にある。だから、それさえしっかり持ち実装する手法があれば、

いまはコンピュータを「使う」側にいられるのです。〉

〈モチベーションを持ってコンピュータをツールとして使う「魔法をかける人」になれるか、

あるいは「魔法をかけられる人」のままになるのか。そこに大きな違いが生まれます。〉

『これからの世界をつくる仲間たちへ』(小学館)落合陽一著 より引用

 

WWW=World Wide Web Webは、つまり今ここ(松本市)から、

いつでも世界中に繋がっていけるもう一つの現実世界です。

Webクリエイター科の生徒さんたちには、たくさんコンピュータの勉強をしてもらって、

是非「これがやりたいんだ〜!!」

という気持ちを世界に向けて実現していってもらいたいです!!

ありがとうございました。