こんにちは。

管理栄養士の

鈴木ズーニーです。

みなさんはお魚、好きですか?

普段から食べていらっしゃいますか?

好きな方、すばらしい事です。

あまり食べていないと思った

あなた!もしかしたら

「DHA」

「EPA」

が足りていないかもしませんよ?

DHAは正式名称をドコサヘキサエン酸

EPAはエイコサペンタエン酸

カタカナばかりで、なんだか覚えにくいですが、

まあそういうものだと思って下さい。

DHAは脳細胞に多く存在し、記憶や学習など主に脳の健康に役立つ成分です。

食べれば食べるほど頭が良くなる

夢のような成分!

ではありません・・・

残念ながら。

 

ですが、DHAが不足すると脳の活動が低下、

つまり、能力を十分に発揮できない可能性があります。

常に100%の能力を発揮する為には、

無くてはならない栄養素のひとつ、と言えそうですね。

EPAは、血液サラサラ効果や中性脂肪を下げる効果で知られている成分。

血液の流れを良くするので

心筋梗塞

脳梗塞など

血管が詰まる病気を予防する効果が期待できます。

普段から肉や生クリームなどの動物性の油をよく食べる人は、

血液の状態があまり良くないかもしれません。

EPAの不足は、心臓の血管の病気での

死亡リスクを2倍近く上げる

という研究結果も公表されています。恐ろしいですね。

EPA、DHAはどちらもとても大切な栄養素ですが、

魚以外の食べものから摂取するのが難しいのです。

そんな理由もあって、不足しないように意識して魚を食べることが必要なのです。

とはいえ、魚って骨があって食べるのが面倒、、ですよね。

そうでなくても独特の臭みや、焼いたときに出る煙。

魚料理には何かと苦労を伴うので、

苦手意識を持たれている方も少なくないでしょう。

そんな時に本領を発揮してくれるのが、

「さば缶」

缶詰なら、面倒な下処理なんかも不要だし、骨もやわらか、

缶を開ければすぐ食べられる!

しかも

DHA、EPAの

含有量はツナ缶よりも多い!

良いことだらけの非常に優れた食材なんです。

魚の缶詰というと、ちょっと前までツナ缶が主流でしたが、

現在では生産量、売上高とも、さば缶に追い抜かれているほどの人気ぶり。

ちょっとびっくりです。

さば缶、今日から取り入れてみてはいかがでしょうか。

最後に、さば缶を使った鈴木おすすめの簡単レシピを紹介して終わります。

それでは、また。

【洋風ちしゃなます】

材料(二人分)

レタス(リーフレタス等でも)200g

さば缶(水煮)80g

A ワインビネガー  15g

粒マスタード   10g

オリーブオイル  20g

こしょう     適量

作り方

① レタスは食べやすいようにちぎる、または短冊にカット。

② さば缶を大きめのボウルにあける。Aを加えてよくほぐしながら混ぜる。

③ 食べる直前に①と②をまぜ、和える。

※「ちしゃ」とはレタスの和名です。山口県の郷土料理をアレンジしたものです。

※スライスした玉ねぎやおろしにんにくなどを加えても美味しいです。